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2009.08.27 彩雲国物語
彩雲国の国語りを聞かせよう。

はるかな昔、国中に魑魅魍魎が跋扈していたその時代、
いつ終わるともしれぬ混沌の中で、一人の若者が旅に出る。
跳梁する妖を追い払い、民の安寧を胸に秘め、いつ果てるとも知れぬ旅を彼は続けた。

やがてその想いに心うたれた八人の仙がつどいくる。
藍仙、紅仙、碧仙、黄仙、白仙、黒仙、茶仙、紫仙――色の名をもつ彼らはいつしか彩八仙と呼ばれ、不思議の力を駆使して若者を助けた。
かの若者の名は蒼玄。八仙の知恵を借り、国の礎を築き、人の世に夜明けを拓いた、彩雲国初代国王。

蒼玄の死後、八仙はいずこかへと姿を消した。だが彼が仙のために建てた風雅の宮は、仙人の住処――仙洞宮と呼ばれ、今もなお王城の一角にあるという。

みなさん、こんにちは。
お元気ですか?

今日は、角川ビーンズ文庫から刊行されている雪乃紗衣著・ライトノベル「彩雲国物語」を紹介しましょう。
ええ。
せめて、一ヶ月に一回は書きたいという私の帳尻合わせに選ばれた幸運な作品です(ぁ

でも、本当に面白いんだよ?^^;

ファンタジーで面白いと思ったのは、この彩雲国と小野不由美著・「十二国記」だけです(いまのところ)。

嫌中家を自称するオタムですが、三国志をはじめ、どうやらフィクション・ファンタジーは中国系のものを好むようですね(笑)

ちなみにWikipediaによると少女向けライトノベルとのこと。

知ったことではない。確かに表紙は少女マンガみたいな表層だが、堂々と少女マンガも買うオタムからすればそんなに気にもならんのである。

さて、オープニングで紹介したのは彩雲国物語の第一巻「始まりの風は紅く」の冒頭。

物語はこの国語りの時代からはるか後(恐らく千年以上?)の彩雲国が舞台となります。

興味ある人は、ここからネタバレもばんばん入ってくると思われますので、ぜひ先に本屋へと向かうことをお勧めします^^;

なぜこんなものを書こうと思ったかというとですね。。。

この作品はシリーズものでして、一年に二冊ペースで出てるのかな。

第一巻が出たのが平成15年で、現在本編が14冊。外伝が4冊という状況。

しかも次々と新しい登場人物が現れ、それに伴い話はどんどん絡まって、奥行きが出てきて面白いんだけど、新しい刊が出るころには「どうなってたっけ?」なんてことに毎回なるので、紹介がてらまとめとこうと思ったわけです。(ほんとなんかこんなんですんません;;)

あと、やっぱり文章は書いておかないと上達しないし。。。

というわけで、オタムなりの解釈で勝手に書きますので、そのつもりで読む方は読んでくださいな。

蒼玄王と八の仙がその礎を築いた彩雲国。

その後、国は幾多の繁栄と衰退を繰り返し、暦は一千年を超えた。

現国王の父、前国王、紫戩華は大業年間と呼ばれる約百年間の混沌の時代を終わらせ、国を平定した。覇王と呼ばれ、蒼玄王の再来とまで言われた稀代の名君として誉れ高い。

戩華が病に倒れ、新国王が即位して約半年が過ぎたところからこの物語は始まる。

まず先に彩雲国の政治体制と相関関係を紹介しておかないと読者はついてこれないので紹介する。

彩雲国は紫州、藍州、紅州、碧州、黄州、茶州、白州、黒州の八州からなる国である。

はるか昔はそれぞれが独立主権を持つ連邦国家であった。

しかし、物語の始まる約600年前、時の王が、紫州・貴陽を首都とする中央集権国家に変えた。

その際、各州を治める豪族たちに彩八仙の持つ八色の性に改名させた。
すなわち、藍州候は藍氏に紅州候は紅氏にといった具合にだ。同時にこれら八候と同じ性を名乗ることを民に禁じたので、これら八色の性を持つことは大貴族を意味することとなる。

紫州候は王が兼任していたため、以来紫性は王族を表す性となる。

そんな大貴族中の大貴族である彼らは彩八家と呼ばれ、絶対的な権力、名声、地盤、及び財力を一手に握り君臨していた。

さらにその中でも、紅と藍が王族の持つ紫の混じり合った色であることから、特に力を持つ二つの豪族に与えられたとされ、紫家を覗く七家の中でもさらに特別で、紅藍両家は筆頭名門として、時には王族さえも動かすとされる。

王はこの紫家を除く彩七家を掌握し、朝廷百官をまとめ、賊を排し、民を導くことができるかどうかが、その後名君として名を残すか昏君として名を残すかが決まることとなるのである。

大業年間と呼ばれる暗黒の時代を終わらせ、名君と名高い戩華であったが、そのあまりに早い崩御ゆえ、さまざまな後顧の憂いを残した。

その最たる一つが後継問題である。
戩華には六人の公子がいた。

戩華が病に倒れる少し前、最も才ある次代の王として、一身にその期待を背負い、また自負し、強く王位を願った第二公子が祖父謀反の疑いにより茶州流刑。

水面下での王位継承争いが静かに、しかし確実に幕を開けた瞬間であった。

戩華が病に倒れると、世継ぎ争いが幼い末の第六公子を残して勃発。奸臣、佞臣が現れ、紫州は荒れにあれた。飢餓に苦しみ、疫病に耐えながら、静かに沈みゆく国を民はただ見つめるしかなかった。

そんな中、少しでも民を苦しみから救おうと貴陽を奔走する一人の少女の姿があった。

紅家直系長姫、紅秀麗その人である。

秀麗の夢は官吏となり、王を支え、誰もが苦しむことのない、当たり前の幸せを当たり前に願い、感じることのできる国を作ること。しかし、どんなに強く願ってもその夢は叶うことのないその言葉の通り『夢』であった。なぜならば、この国では女人はどうあがいても官吏にはなれなかったからだ。

後継争いは幸いなことに長くは続かなかった。流刑となった第二公子、幼く才気のまったく見えない第六公子を残してすべて共倒れしたのである。

これにより、第六公子にそのまま王位が降り、後継問題は一応の解決をみせる。

貴陽もなんとか落ち着きを取り戻し、秀麗も日々を必死で、それでも小さな幸せを感じながら生きていたある日、所用で家を空けていた秀麗の元に、家人である静蘭が、客人が見えたので至急家に戻るようにと使いにきた。

家に戻ると、父と共に秀麗を待っていたのは朝廷三師の一人、霄太師であった。

朝廷三師とは、太師、太傅、太保の三位を表し、王を訓え導く師の官であり、その位階は王に次ぐ。

霄太師は、英君と名高い前王戩華を影に日向に支え続けた名宰相の誉れ高き伝説の人である。

霄太師はひとつの願いを紅秀麗にした。

「――後宮に入り、王の妃になってもらいたい」

紅秀麗はこの願いを聞き入れる。いくつかの条件と引き換えにして。

現王は氏を紫、名を劉輝という。

彩雲国国王・紫劉輝(男・十九歳)に関する調書(秀麗筆)。

一、 家族事情――母親は幼いころ他界。父親(先王。名君)は八年前に病につき、一年前に崩御。それを受けて彼が半年前に即位。末の第六公子であり、上に五人の兄がいたが、そのうち四人は前王の病とともに勃発した王位争いで共倒れ。残りの一人は(第二公子)ははるか昔に流罪にされていたため、残った公子に玉座が転がり込む。いわゆる棚からボタモチ即位。

二、 政治姿勢――やる気なし。興味なし。朝議にも出ず臣下に任せっぱなし。

三、 私生活――男色家との噂。毎晩別の侍官と夜を過ごし、昼はどこかでフラフラしているらしいが何をしているかは不明。今現在一人の妃嬪もなし――。

これは後宮に入ったばかりの秀麗がまとめた紫劉輝の調書である。

秀麗の必死の説得により、目を覚まし王となる者の責任の大きさを自覚し、賊を払い、民を導くことを決意する劉輝であったが、即位して半年、こんな状態の王に臣下が尽くすはずもなく、良吏は王をお飾りとみなし相手にせず、能力と野心のある官吏は虎視眈々と劉輝を追い落とす算段を立て、根回しを済ませていた。

前王に惹かれ、王家に忠義を尽くした彩七家(紅家以外)であったが、戩華が崩御するやいなや、藍家は藍性官吏を一人残らず藍州に引き上げさせ、紅家は前王戩華ですら、その矜持の高さゆえ王家をまったく相手にしない。

彩七家の力を不満に思う彩七家以外の貴族は、この機会に朝廷を牛耳り、彩七家の力を貶めようと画策。少しずつ、しかし確実にその力を蓄え始めていた。

こうして劉輝の手に残る数少ない『力』がひとつまたひとつとこぼれ落ちていく。

劉輝と秀麗はこのジリ貧の状態から何を掴み、何を捨て、国をどこへ導くのか。

誰が敵で誰が味方なのか。

――彩雲国、国獲り合戦の始まりである。


ここまでが第一巻25ページ及び、番外編からの簡単な略図である。

※前回いただいたコメント分のコメ返は前回記事「週間少年ジャンプ改め最近のマイブーム」のコメント欄に返しておきました。

前回コメントを書いてくださった皆様はそちらも合わせてご覧いただけたらと思います。

ではまた来月お会いしましょう(きっと会えるハズ
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